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熊本の経営コンサルタントが提言。「今すぐ売らない」が会社を最高値にする理由

事業承継・M&A

2025.12.15

「社長、今のうちに会社を売却して、アーリーリタイアしませんか?」

熊本県内、特に建設業や製造業を営む社長の皆様。最近、このようなM&A仲介業者からの電話が急増していないでしょうか。TSMCの進出に沸く熊本では、企業の売買が活発化しており、多くの業者が「成約(マッチング)」を急かしてきます。

しかし、電話を切った後にモヤモヤとした気持ちが残りませんか? 「まだ引退したくない」 「社員や取引先を置いて、自分だけ抜けるわけにはいかない」 「そもそも、自分の会社の価値はもっと高いはずだ」

その直感は正しいものです。今、焦って売る必要はありません。むしろ、「今は売らない」という決断こそが、将来的に会社を最高値で評価させ、社長自身の人生を豊かにする「戦略」なのです。

今回は、熊本の中小企業診断士として多くの経営支援を行う私たちが、あえて「M&Aを封印」し、企業価値を高める「プレ承継」についてお話しします。

熊本の経営者を悩ませる「M&Aブーム」と「経営コンサルティング」の役割

現在、熊本の中小企業経営者の多くが、「アクセルとブレーキを同時に踏んでいる状態」にあります。

アクセル: 「後継者もいないし、いつかは事業承継しなければジリ貧になる」という焦り。

ブレーキ: 「まだ現場が好きだ」「知らない相手に安く買い叩かれたくない」という抵抗感。

この状態で無理にM&A仲介業者の話に乗ると、準備不足のまま交渉が進み、足元を見られた価格で妥結するか、あるいは条件が合わずに破談となり、自信を喪失してしまうケースが後を絶ちません。

ここで必要なのは、単に買い手を探す「マッチング」ではありません。社長の「本当はどうしたいのか?」という本音に寄り添い、会社の価値を根本から高める「経営コンサルティング」の存在です。

「プレ承継」とは? コンサルティングに依頼するメリット

私たちが提唱するのは、いきなり「承継(Exit)」を目指すのではなく、その前の段階である「プレ承継(磨き上げ)」に時間をかけるアプローチです。これには明確なメリットがあります。

メリット1:会社を「売るため」ではなく「社長が自由になるため」に磨く
「会社を高く売るために頑張りましょう」と言われても、多くの創業者はモチベーションが続きません。なぜなら、会社は我が子のようなものだからです。 そうではなく、「社長が現場を離れても回る仕組みを作り、社長が自由な時間を手に入れる」ことを目的にします。結果として、「社長がいなくても利益が出る会社」になり、買い手から見た企業価値(譲渡価格)が跳ね上がります。

メリット2:孤独な決断からの解放
経営者は孤独です。顧問税理士は「過去の数字」の処理で手一杯、M&A業者は「成約」がゴール。 プレ承継に取り組む経営サポートのプロ(コンサルタント)は、社長の「ライフプラン」や「想い」を最優先に考えます。 「売るか、続けるか」の二元論ではなく、「磨き上げて、選択肢を持つ」という第三の道を共に歩むパートナーを得ることで、精神的な安定が得られます。

損益計算書だけでは見えない? 「お金のブロックパズル」で未来図を描く

会社を磨き上げるために避けて通れないのが「お金」の話です。しかし、多くの経営者は「決算書は税理士任せで、実はよく分かっていない」とおっしゃいます。

過去の数字(税務)と未来の数字(経営)の違い
一般的な損益計算書(P/L)は、税金を計算するための「過去の通知表」であり、経営の意思決定には使いにくい側面があります。 そこで私たちは、「お金のブロックパズル」という手法を用います。

売上から変動費を引いた「粗利」がどう分配されているか?

人件費、固定費、そして手元に残るキャッシュはいくらか?

これらを直感的な図で可視化することで、「どこを改善すれば利益が出るか」が一目瞭然になります。「ドンブリ勘定」からの脱却は、買い手企業に対する最大の信頼材料(デューデリジェンス対策)にもなります。

注意点:M&A仲介や一般的なコンサルティングに依頼するデメリット

ここで、一般的な業者に依頼する際のデメリット(注意点)にも触れておきます。

「成約」がゴールの業者と「人生」がゴールのパートナーの違い
M&A仲介会社や銀行の担当者にはノルマがあります。彼らの構造上、磨き上げに3年も5年もかけることは難しく、「今の決算書」だけで評価し、早期成約を促さざるを得ません。 また、中立的な立場を取る仲介業者は、買い手にも配慮するため、売り手(あなた)だけの利益を最大化する交渉はできません。

だからこそ、売り手側に100%立ち、「この会社は素晴らしい。安値なら売らない」と強気に交渉できる「FA(ファイナンシャル・アドバイザー)」としての経営コンサルタントが必要なのです。

熊本で「経営サポート」を受けるなら。ホテルマンの感性を持つ伴走支援

KanTacConsulting(カンタックコンサルティング)の特徴は、中小企業診断士としての論理的な分析力に加え、代表の芹口が持つ「元ホテルマンとしてのホスピタリティ」にあります。

経営の数字は、左脳(論理)で動きます。しかし、経営者の決断は、右脳(感情・想い)で動きます。 数字だけのドライなコンサルティングでは、50代の経営者が抱える「プライドと不安」を受け止めることはできません。

Before: 売りたくないが、ジリ貧で不安。

Action: 5年かけて財務と組織をピカピカに磨き上げる(プレ承継)。

After: 「いつでも売れる」という自信を持った状態で、市場で最も高い評価を得てバトンタッチする。

私たちは、このストーリーを実現するための「動画」のような伴走支援を行います。 まずは、あなたの会社の「磨けば光る原石」の部分を一緒に探してみませんか?

まとめ:50代からの「磨き上げ」が、あなたの経営人生を最高のものにする

「すぐに売れ」という世間の喧騒に流されないでください。 「売らない期間(磨き上げ期間)」を作ることこそが、結果として「最短・最高値」での出口戦略(Exit)を実現します。

KanTacConsultingは、単なるM&A仲介ではありません。あなたの会社の価値を最大化し、創業者としての誇りを守るための、熊本で唯一の「プレ承継」専門パートナーです。

M&Aの営業電話に疲れてしまった。

会社を良くしてから、納得のいく価格で引き継ぎたい。

まずは自社の財務状況を「ブロックパズル」で整理したい。

そうお考えの経営者様は、ぜひ一度ご相談ください。まずはリラックスして、あなたの「本音」をお聞かせいただくところから始めましょう。

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